〒142-0064 東京都品川区旗の台3丁目11-11

【症例紹介】歯周病治療を軸にした左上小臼歯のインプラント治療 〜

目次

症例概要

主訴: 左上の歯が取れた、見た目をなんとかしたい

診断: 左上4番の歯根破折を伴う大きなムシ歯

治療内容: 左上4番 欠損部へのインプラント埋入・モノリシックジルコニア上部構造による補綴

治療期間: 約5ヶ月

当院のインプラント治療に対する考え方:なぜ「歯周病治療」と「歯間ブラシ」が軸なのか

東急大井町線・池上線旗の台駅から徒歩0分。「旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック」では、インプラントを単に「歯を失った部分を穴埋めするための治療」とは考えておりません。歯を失ってしまう原因の多くは、毎日のブラッシング不足や歯周病の進行にあります。

当院は「歯間ブラシの歯医者さん」として、日々の診療での直接指導はもちろん、ブログやInstagramなどのSNSを通じて「歯間ブラシを使った正しいセルフケアの重要性」を積極的に発信しています。歯周病予防・治療の肝となるのは、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れを落とす「歯間ブラシ」です。

近年、せっかく入れたインプラントの周囲に炎症が起き、顎の骨が溶けてしまう「インプラント周囲炎」が増加しています。当院では新規のインプラント埋入だけでなく、他院で入れたインプラント周囲炎の治療にも対応しておりますが、一度骨が溶けると治療は非常に困難を極めます。

天然歯以上に歯周病の影響を受けやすいインプラント治療だからこそ、当院では予防と歯周病治療を軸とし、「患者様ご自身で歯間ブラシを使いこなし、お口の健康環境を維持できる状態を作ること」をインプラント埋入の絶対条件としています。根本的なセルフケア習慣を整えないまま高額なインプラントを入れても、長持ちさせることはできません。当院は「ただのお掃除で終わらない本物の歯周病治療」を提供し、インプラントを守る土台を整えます。

歯科治療において最も避けるべきなのは、「悪くなった1本だけを場当たり的に治療すること」です。

例えば、傷んだ1本だけにインプラントを入れて満足してしまっても、他のかみ合わせや周囲の歯の歯周病を放置していれば、数年後に別の歯が崩壊し、「また高額なインプラントや大規模な治療が必要になって経済的に困ってしまう」というケースが後を絶ちません。結果として、患者様の身体的・金銭的な負担が雪だるま式に増えてしまいます。

旗の台周辺で生涯かかりつけ歯科医院を目指す当院では、お口全体を一口腔単位として捉え、各歯の予後判定(どの歯が将来リスクを抱えているか)を徹底的に行います。全体的なリスクと噛み合わせのバランスを分析した上で包括的な治療計画を立てるため、無駄な再治療を防ぎ、将来的な治療費の膨張を抑えます。

治療のポイント:抜歯治療後2ヶ月でインプラント埋入

この歯は保存が厳しいと判断しましたので、抜歯することになりました。抜歯した部位の状態も考慮して抜歯と同時にインプラント埋入するのではなく、2ヶ月待って骨、粘膜がある程度治癒してからインプラントを埋入しました。抜歯後は骨や粘膜の治癒を良くする処置をおこなっています。抜歯後の痛みも緩和することができます。

治療のポイント:健康な歯肉を維持する

インプラント周囲の粘膜が安定したタイミングで型取りをします。お口の中にこのようにインプラントのキャップが出ている時は、タフトブラシでの歯磨きがかかせません。

治療のポイント:モノリシックジルコニア上部構造の採用

本症例の上部構造(人工の歯)には、モノリシックジルコニア(100%ジルコニア素材)を採用しました。

高い耐久性: 単一素材で強度が非常に高いため、強い噛み合わせの力がかかる部位でも「割れ」や「欠け」のリスクを大幅に軽減できます。

十分な審美性: 材料技術の進化により、金属不使用で天然歯に近い自然な美しさと白さを再現可能です。

シンプルかつ確実: 構造がシンプルでプラーク(歯垢)が付きにくく、衛生状態を保ちやすい設計となっています。

当院が考える「本当のメインテナンス」とは(インプラント周囲炎を防ぎ、長期維持するために)

一般的なメインテナンスというと「歯医者さんに行って歯の掃除(クリーニング)をしてもらうこと」だと思われがちです。しかし、当院の考える本当のメインテナンスは、単なる歯のクリーニングではありません。

当院が最も重要視しているメインテナンスの目的は、以下の2点です。

  1. お口の中に「悪いところ(病変やインプラント周囲炎の初期サインなどのリスク)」が一切ないか、精密に検査・確認すること

  2. ご自宅での「歯磨き・歯間ブラシの状態」が正しく維持できているかを検査・再指導すること

いくら歯科医院で時々クリーニングをしても、毎日のご自宅での歯磨き・歯間ブラシが不十分であれば、インプラント周囲炎や歯周病の再発を防ぐことはできません。

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニックでは、インプラント装着後も定期的なプロービング検査(ポケット測定や炎症の有無)と併せて、患者様のセルフケアの精度を徹底的にチェック・サポートしています。品川区旗の台の皆様がご自身の歯とインプラントを生涯安心して使い続けられるよう、この「本当のメインテナンス」で健康なお口を二人三脚でお守りいたします。

まとめ

インプラント治療に「怖い」「本当に大丈夫なのか」等さまざまな不安がある患者さんは多いです。しかし現在、歯科治療においてインプラント治療は標準的な治療となっています。私自身もインプラント治療は隣の歯を削らずに治療できるとても良い治療がと考えています。とはいってもインプラント周囲炎患者が増えているというのは事実であり、インプラント治療を終えた後が大切です。

治療詳細

年齢・性別 40代女性

主訴 歯が取れたところにインプラント治療をしたい

治療内容 インプラント治療

治療に伴うリスク 治療後の痛みや出血 インプラントの脱離

費用 インプラント埋入308,000円 インプラント上部構造132,000

治療期間 5ヶ月

サイト監修者について

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック

院長 中島 優

東京歯科大学を卒業後、大阪府内の複数の歯科クリニックにて歯周病治療を基盤とした総合歯科治療に取り組んできました。
2024年8月から旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニックにて院長に就任し、一般歯科だけではなく、矯正歯科治療やインプラントなどの高度な技術を要する幅広い治療にも対応しております。通いやすい歯科医院であり、話しやすい歯科医師であることを心掛けております。

自分でも受けたい
思える
歯科医療を

最後まで治療をやり切るために

旗の台KT総合歯科クリニックでは、「高い専門性」「綿密な治療計画」
「通いやすさ,便利さ」の3つの柱を軸として、
患者様が通う回数の最小化を目指します。

また、治療は天然歯にこだわり、できるかぎり患者様ご自身の歯を残すために治療努力をします。