〒142-0064 東京都品川区旗の台3丁目11-11

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック|品川区旗の台駅徒歩0分の歯科・矯正歯科

〒142-0064 東京都品川区旗の台3丁目11-11

入れ歯(義歯)

HOME 診療内容一覧 入れ歯(義歯)

入れ歯という言葉だけで嫌なイメージが浮かぶ人も少なくないのではないでしょうか。
入れ歯にしたら、固いものが噛めないのでは?着け心地がよくないのでは?と心配で入れ歯治療に踏み切れない人もいるでしょう。
近年、入れ歯の技術は目覚ましい進歩を遂げています。きちんと噛めることはもちろん、「見た目を良くしたい」「丈夫なものを」といった一人ひとりのニーズに応えた「入れ歯」が手に入るようになってきています。ここでは、入れ歯治療を検討している方にとって、気になる最新の「入れ歯」について解説します。

目次

入れ歯(義歯)とは

入れ歯(義歯)とは

入れ歯とは、人工の歯を用いた取り外し可能な装置で、歯を失った部分を補う治療法になります。
義歯」や「デンチャー」と呼ばれることもあります。
一般的に入れ歯とはどのようなものなのか、どのような
種類があり、メリットデメリットはどのようなものがあるのかくわしく説明いたします。

入れ歯・インプラント・ブリッジの違い

義歯とは、歯周病や虫歯・事故などで歯を失ってしまった際に、その失ってしまった歯を補うための人工で作られた歯の総称を指します。
そのため、義歯と入れ歯は広い意味で同じものを指し、厳密には義歯の具体的な種類の一つに入れ歯があるというイメージです。
歯を失った時の選択肢は主に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3種類となります。それぞれの特徴や違いを紹介します。

入れ歯 ブリッジ インプラント
違和感 異物感があり食事や会話しづらい ほとんどない ほとんどない
噛み心地 天然の歯の約20%程度の噛み心地 天然の歯の約60%程度の噛み心地 天然の歯の約90%程度の噛み心地
残っている歯への影響 金属のバネをひっかける歯に負担がかかる 隣り合う歯を削る必要がある ほとんどない
手術 なし なし 必要
治療期間 約1-2か月 約1-2か月 約半年〜1年
費用 保険適用可
自費診療も選択可
片顎約10万〜50万
*歯数によって費用が変わります。
保険適用可
自費診療も選択可
1本55,000〜165,000
*最低3本以上から
自費診療のみ
1本約40万

入れ歯(義歯)の種類

入れ歯には、大きく分けて総入れ歯部分入れ歯の2種類の入れ歯があり、失われた歯の本数によって使用する入れ歯を選択します。

  • 部分入れ歯
  • 総入れ歯

部分入れ歯

部分入れ歯は、部分的な歯の欠損を補う装置です。歯茎の役割をする床(しょう)に人工歯を取り付けて作られており、固定するためのバネ(クラスプ)が付いています。食事や会話するときに、入れ歯がズレることや外れることがないように、残っている歯にバネを引っ掛け固定して使用します。
一方、部分入れ歯では健康な歯を削る量が少なく、治療回数も少なく済みます。
部分入れ歯が選択されるのは、以下のようなケースです。

  • 抜けた歯の両側に健康な歯がない
  • 多くの歯が失われている
  • ブリッジ治療を行いたくない

総入れ歯

総入れ歯は、大部分の歯の欠損を補う装置です。
歯茎の役割をする床(しょう)に人工歯を取り付けて作られています。
上顎と下顎の歯茎に吸盤のように密着させて装着する入れ歯です。

総入れ歯は、歯茎や骨格に合う形で作られていないと、食事や会話で口を動かすときに外れてしまいます。
また、口腔内の状態に合っていないと、歯茎が痛い、食べ物がうまくかめない、会話がしにくいなど、生活に支障が出る可能性があるため、
自分の顎や骨格、口内の状態に合った総入れ歯を使用することが大切です。

シリコン義歯(コンフォート入れ歯)

シリコン入れ歯とは、床の一部がシリコンでできている入れ歯のことです。
柔らかいシリコンがクッションとなり、入れ歯の歯ぐきにかかる
圧力を軽減し噛んだときの痛みをやわらげます
欠点としては、汚れがつきやすいこと・数年するとシリコンが剥がれてしまうケースがあるということです。

金属床

金属床の入れ歯は、床が金属でできている入れ歯のことをいいます。
床が金属で薄く作られていますので
、保険の入れ歯に比べ違和感が少ない入れ歯です。
また、金属は熱伝導性に優れており、食事をしたときの熱が伝わりやすく、温度感覚を感じることで美味しく食事をとることができます。

どのケースにも幅広く対応することができるため、自費の入れ歯の代表格のものとなります。
欠点としては、保険の入れ歯と比べて修理が難しいのと金属アレルギーの原因となる可能性がある点です。

ノンクラスプデンチャー

スマイルデンチャーとは金属のバネを一切使用せず、スーパーポリアミドナイロン樹脂という薄くて軽い弾力性のある材質でできた入れ歯のことをいいます。
バネ部分も従来の金属のものから歯ぐきと同じピンク色にすることができるため、審美的にも優れた入れ歯となります。
ただし、金属に比べ耐久性に劣るのと、特殊な材質を使用しているため入れ歯の修理が困難であるという欠点もあります。

磁性アタッチメント入れ歯

磁性アタッチメント入れ歯とは、入れ歯と残っている歯の部分に小さな磁石(マグネット)を取り付け、磁力で安定させる入れ歯のことをいいます。
磁石の力により、金属のバネが不要となり、審美的にも優れた入れ歯となります。
欠点としては、磁石を埋め込むスペースにより入れ歯が薄くなり割れやすくなることと、MRI検査を受ける際に取り外す必要があることが挙げられます。

入れ歯(義歯)の費用

入れ歯の費用について、保険適用か自費診療か、または総入れ歯と部分入れ歯での違い、総入れ歯の種類別の一般的な費用は、以下のとおりです。

保険適用時 総入れ歯
床はレジン(プラスチックの樹脂)
約15,000円(3割負担)
部分入れ歯
バネ(クラスプ)は金属
約4,000-8,000円(3割負担)
自費診療時
*残っている歯の本数や マグネットの数によって 費用が変わります。
シリコン入れ歯 片顎 110,000〜550,000円(税込)
金属床の入れ歯 片顎 110,000〜550,000円(税込)
ノンクラスプデンチャー 片顎 110,000〜550,000円(税込)
磁性アタッチメント入れ歯 片顎 220,000〜550,000円(税込)

入れ歯は保険診療でも作ることができます。ただし、使用できる材料が限られているのと、保険の入れ歯は新しく作ってから6か月間は作り直すことができないという保険上のルールがあります。
保険適用総入れ歯床はレジンというプラスチックの樹脂人工歯からできており、部分入れ歯に使われる歯にかけるバネ(クラスプ)は金属と材料が決まっています。

一方、自費の入れ歯は、材料の自由度があり、見た目に優れているもの・耐久性を向上させたもの・厚みを薄くしたものと、それぞれのニーズにあった入れ歯を作ることができます。
自費治療の入れ歯で使用されている材質には優れた特徴があります。
主に
自費診療で使われている入れ歯の種類は以下のとおりです。

  • シリコン義歯(コンフォート入れ歯)
  • 金属床
  • ノンクラスプデンチャー
  • 磁性アタッチメント入れ歯

入れ歯(義歯)のメリット・デメリット

入れ歯(義歯)のメリット・デメリット

入れ歯は毎日口に入れるもので、会話や食事にも影響を与えます。
素材や装着感、審美性、メンテナンスのしやすさなど、機能面は非常に重要です。
入れ歯を検討している人は、自分の状態や要望に合った入れ歯を作製できるよう、入れ歯の種類や特徴、メリット・デメリットなどをしっかり確認しておきましょう。

入れ歯のメリット

入れ歯のメリットは以下のような点が挙げられます。

メリット

  • お手入れが簡単
  • 外科手術が不要
  • 費用を抑えられる

お手入れが簡単

外して洗浄することができるので、きちんとお手入れすることで、比較的簡単に清潔な状態を保つことが可能です。

外科手術が不要

外科手術が必要ないため、健康状態や基礎疾患の有無に関わらず治療を受けることができます。

費用を抑えられる

入れ歯には保険が適用される点も大きなメリットのひとつです。保険適用の場合、インプラントなどに比べ大幅に費用を抑えることができます。
治療にかかる期間が短く、手軽に作れる装置であることも魅力です。装着感などにこだわる場合は、自費診療の入れ歯を選ぶこともできます。

入れ歯のデメリット

入れ歯のデメリットとして挙げられる点は以下のとおりです。

デメリット

  • 外れやすく、違和感が気になる
  • 固定式と比べると発音や咀嚼がしにくい
  • 歯に掛けるバネが目立ってしまう

外れやすく、違和感が気になる

保険適用となる金属の留め金(クラスプ)を使用した入れ歯の場合は、特に違和感や不快感を感じることが多くあります。
留め金だけで固定しているため
安定性が非常に悪く、食事のときには揺れたり、歯と歯茎の間に食べ物が挟まったりして、食べ物がおいしく感じなくなるという人もいます。
また、ものを噛む力(咀嚼の力)が天然の歯に比べて20〜30%と著しく低くなり、固いものが食べづらくなります。

固定式と比べると発音や咀嚼がしにくい

入れ歯が固定されず不安定なため、咀嚼や発音もしにくく生活に支障が出る可能性もあります。入れ歯をすることで発音がしにくくなる喋りにくくなることは、仕事や私生活にも少なからず影響が出ます。
入れ歯をすると喋りにくくなる原因として、下記のような点が挙げられます。

  • 入れ歯に慣れていない
  • 入れ歯が分厚すぎる
  • 入れ歯と歯の間に不必要な隙間がある

歯に掛けるバネが目立ってしまう

クラスプとは残っている健康な歯に掛ける金属のバネ(≒ハリガネ)のようなもので、入れ歯を安定させるためにとても重要なものです。
歯を失った部分の両隣の歯にクラスプを掛けますが、両端だけではクラスプを掛ける歯に負担が掛かり過ぎると判断された場合は、更にクラスプを増やすこともあります。
口を開けたときや笑ったときに見える歯にクラスプを掛ける場合は、金属が目立ってしまうことがあります。

入れ歯(義歯)治療の流れ

入れ歯(義歯)治療の流れ

入れ歯治療がどのように進められていくのか、入れ歯治療の流れについて説明します。

相談と治療計画

まず口の中・お使いの入れ歯がどういう状態かを診査します。
歯科医院で充分な診査を行い、入れ歯の
料金や特徴などを説明してくれます。治療について納得したうえで希望の結果をふまえて治療を開始します。
入れ歯について不安や疑問があるときは、この時点でしっかり歯科医に伝え、解決していきましょう。

型どりと噛み合わせの確認

入れ歯を作成するための専用のトレーを用いてあごの形や頬の動きについて精密な型どりを行います。
また、型どりをもとに模型を製作し、咬合器を使って噛み合わせ位置を決定し、記録をとります。

仮入れ歯でチェック

完成前の仮の入れ歯を合わせて、最終チェックを行います。

仮入れ歯でチェック

完成した入れ歯を装着し、使用感発音かみ合わせ痛みの有無などをチェックし、必要に応じて調整をします。
入れ歯を良い状態で維持してお口の健康を守るため、メインテナンス・定期検診を継続します。
来院の際には、必要に応じて以下のようなことを行います。

  • 入れ歯のお手入れ方法のレクチャー
  • 入れ歯を支える歯ぐきのチェック
  • 入れ歯にガタつきがないかのチェック
  • PMTCやスケーリングなどによる残っている歯のクリーニング
  • 虫歯・歯周病のチェック
  • 歯磨き方法の指導
  • 食生活へのアドバイス

入れ歯(義歯)の寿命と交換時期

入れ歯(義歯)の寿命と交換時期

入れ歯は使用するうちに噛み合わせが悪くなったり、装着時に違和感が出たりします。
「一度作ればずっと使える」と思いがちですが、実際は
数年に一度作り直しなどが必要となります。

使用年数の目安は5年

入れ歯の耐用年数は使い方や入れ歯の素材などによって変わりますが、一般的には4年から5年といわれています。
また、入れ歯自体が劣化しなくても、他の歯がぐらつく、抜ける、歯並びが変わる、骨吸収で歯茎が痩せるなど、口内環境が変化するため、入れ歯が合わなくなったり安定性が悪くなったりします。
このようなことから、入れ歯の寿命は4年から5年程度といわれています。

口腔環境の変化

入れ歯は口腔内環境の変化日々のケアによって寿命が異なります。
入れ歯は使用することによって人工歯が摩耗していきます。
さらに、加齢とともに歯槽骨や歯肉の退縮があるうえ、虫歯や歯周病などが原因で入れ歯が合わなくなることも少なくありません。

素材の経年劣化

入れ歯の寿命については4〜5年というのが一般的です。きちんと手入れをしていても素材が劣化してしまうからです。
長期的に使用すると、
入れ歯の素材の経年劣化によって適合が悪くなったり、不具合が起こったりする可能性が高くなります。

入れ歯の破損

入れ歯の手入れを怠ったり、洗浄のときに落としたりといった理由で変形・破損すると寿命はさらに短くなります。

歯科医院での定期検査を欠かさない

入れ歯の定期検査を怠ると次のようなことが起きる場合があります。

入れ歯を入れると痛くなる

入れ歯が合わなくなってきても使い続けていると、歯ぐきが痩せてできた隙間に食べ物のカスが入り込んだり、当たりの強いところが出てきて痛みを感じたりするようになります。

入れ歯が破損する

先に述べたように、入れ歯が劣化してしまい、金具が折れてしまったり、入れ歯が割れてしまったりする恐れがあります。

顎の骨や歯ぐきが痩せていく

合わない入れ歯を使い続けていると、顎の骨や歯が痩せていきます。入れ歯と歯ぐきの隙間がさらに広がっていくという悪循環が起こります。
顎の骨が痩せてしまうと、口元にシワが寄り、ほうれい線も深くなるため、お顔が老けた印象になってきます。

入れ歯(義歯)のケアと保管方法

入れ歯(義歯)のケアと保管方法

入れ歯も歯と同じように食べかすが付着します。そのままにしてしまうと、口臭や歯周病の原因になるといわれています。
ここでは入れ歯の
お手入れ方法のポイントについて説明します。

入れ歯の正しいお手入れ方法

01

流水下でブラシで磨く

入れ歯を落として破損したりしないよう、洗面器やシンクに水を張り、流水下で入れ歯専用のブラシで磨きましょう。
02

歯磨き粉はつけない

研磨剤を含んだ歯磨き粉で磨くと、入れ歯を傷つけ、その傷から菌の繁殖を招く恐れがあります。
03

入れ歯洗浄剤の使用

1日1回就寝前に、入れ歯洗浄剤に浸けましょう。目に見えない汚れや細菌を取り除くためにも専用の洗浄剤を使用してください。
その際、熱湯を使うと変形の恐れがあるため水かぬるま湯を使用してください

入れ歯の正しい保管方法

入れ歯は乾燥させると変形・ひび割れの原因となります。外したら専用のケースに入れ、水に浸した状態で保管しましょう。
また、ティッシュに包んだままにしてご家族の方に捨てられてしまった・お子さまやペットが破損してしまった・誤って踏んでしまったなどのトラブルが多くあります。
紛失や破損の原因になるため、専用のケースにいれておきましょう。

入れ歯安定剤は必要?

入れ歯をお口の中で安定させるために用いるのが入れ歯安定剤です。
正しく使えばとても便利なものですが、間違った使い方をしてしまうと、返って痛みが出たり、顎の骨が吸収したり、菌の繁殖につながることもあります。
入れ歯がぴったり合わなくなってきたら入れ歯の見直しのタイミングです。そのときは歯科医師に相談しましょう。

まとめ

ここまで入れ歯の種類や治療にかかる費用、入れ歯のメリット・デメリットなどさまざまなポイントを解説してきました。
入れ歯を使用し、よく噛んで食べることは、健康の維持に繋がり、自信のある笑顔と、心の安定にも繋がります。歯を失った状態のまま放置するのではなく、まずは歯科医院で相談してみましょう。
歯を失った後の治療の選択肢は入れ歯だけでなく多岐にわたります。

信頼できる担当の先生とよく相談し、しっかりと説明を受け、自分自身が納得したうえで治療を受けることが後悔しないために何よりも大切です。
京急・旗の台駅の「旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック」では、幅広い歯のお悩みを解決すべく、各分野に強い担当ドクターがチームとなり、患者様ひとりひとりの状況に合わせた治療を提案させていただきます。
生涯にわたり健康な歯を保つためのケアや治療法を提供しています。

はじめて来院されるときも、最後まで治療をやり遂げる通院のためにも、駅から徒歩0分という立地はとても便利です。
歯のお悩みには、京急・旗の台駅の「旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック」へ些細なこともどうぞお気軽にご相談ください。

自分でも受けたとい
思える
歯科医療を

最後まで治療をやり切るために

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニックでは、「高い専門性」「綿密な治療計画」
「通いやすさ,便利さ」の3つの柱を軸として、
患者様が通う回数の最小化を目指します。

また、治療は天然歯にこだわり、できるかぎり患者様ご自身の歯を残すために治療努力をします。

サイト監修者について

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック

院長 中島 優

東京歯科大学を卒業後、大阪府内の複数の歯科クリニックにて歯周病治療を基盤とした総合歯科治療に取り組んできました。
2024年8月から旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニックにて院長に就任し、一般歯科だけではなく、矯正歯科治療やインプランドなどの高度な技術を要する幅広い治療にも対応しております。通いやすい歯科医院であり、話しやすい歯科医師であることを心掛けております。

自分でも受けたい
思える
歯科医療を

最後まで治療をやり切るために

旗の台KT総合歯科クリニックでは、「高い専門性」「綿密な治療計画」
「通いやすさ,便利さ」の3つの柱を軸として、
患者様が通う回数の最小化を目指します。

また、治療は天然歯にこだわり、できるかぎり患者様ご自身の歯を残すために治療努力をします。